2026-04-29·級選び·⏱ 約 5 分
G 検定 vs E 資格 ─ AI 検定はどちらを先に取るべき?
JDLA の 2 大検定『G 検定』『E 資格』の違いを、目的・難易度・コスト・実務インパクトで徹底比較。AI エンジニア志望の最適な選択を提案します。
JDLA(日本ディープラーニング協会)が主催する G 検定 と E 資格。AI エンジニアを目指すなら避けて通れない 2 大検定ですが、目的も難易度も対象者も全く違います。本記事では選び方を整理します。
結論 ─ 5 秒で分かる比較表
- G 検定: 広く浅く ・ 誰でも受験 ・ 自宅 PC ・ 約 13,200 円 ・ 4 ヶ月対策で合格可
- E 資格: 狭く深く ・ 事前認定講座必須 ・ 試験会場 ・ 約 33,000 円 + 講座 5〜30 万円 ・ 6〜12 ヶ月対策
1. 対象者 ─ 想定されるキャリア像
G 検定 は『AI を事業に活かす立場』の人向け。経営企画 ・ プロダクトマネージャー ・ コンサル ・ AI ベンダーの営業担当などが想定対象。
E 資格 は『AI モデルを設計 ・ 実装する立場』の人向け。MLエンジニア ・ データサイエンティスト ・ AI 研究者が想定対象。
💡 まとめると
AI を『話す』のが G 検定、AI を『書く』のが E 資格。
2. 出題範囲 ・ 難易度
G 検定の範囲
- AI ・ 機械学習 ・ DL の歴史と概念
- ニューラルネットの基本(構造 ・ 学習)
- 代表的な手法(CNN ・ RNN ・ Transformer ・ GAN)
- 評価指標 ・ 過学習対策
- AI 倫理 ・ 法律(著作権 ・ プライバシー ・ ガイドライン)
- 産業応用事例
約 200 問を 120 分で解く。広範囲だが浅め。書籍 1〜2 冊 + 過去問で対応可能。
E 資格の範囲
- 応用数学: 線形代数 ・ 微分積分 ・ 確率統計
- 機械学習(教師あり ・ 教師なし ・ 強化学習)
- DL の理論(誤差逆伝播 ・ 最適化 ・ 正則化)
- CNN ・ RNN ・ Transformer の 数式レベルでの理解
- GAN ・ Diffusion ・ 強化学習
- DL フレームワーク(PyTorch ・ TF)の API レベル知識
約 100 問を 120 分。数式 ・ コード片の穴埋めが多い のが特徴。理論だけでなく実装の手触りまで問われます。
3. コスト
G 検定
- 受験料: 一般 13,200 円 ・ 学割 5,500 円
- 教材費: 公式テキスト + 黒本(問題集) で 5,000〜10,000 円
- 合計目安: 2〜3 万円
E 資格
- 受験料: 一般 33,000 円 ・ 学割 22,000 円
- 認定講座(必須): 50,000〜300,000 円。受講せずに受験不可
- 教材費: 深層学習 ・ 応用数学テキストで 10,000 円程度
- 合計目安: 8〜35 万円
E 資格の認定講座は会社が負担してくれるケースが多いので、所属企業に確認するのが先決。
4. 推奨学習順
AI エンジニア志望(王道ルート)
- [統計検定 2 級](/textbook/grade-2) ─ 統計の土台(2〜3 ヶ月)
- G 検定 ─ AI 全体像のカバー(2〜3 ヶ月)
- [統計検定 準 1 級](/textbook/grade-pre1) ─ 多変量 ・ ベイズ ・ 時系列(任意 ・ 3〜6 ヶ月)
- E 資格 ─ 実装まで(認定講座 + 試験対策で 6 ヶ月〜)
実装経験あり(時短ルート)
- G 検定はスキップして E 資格に直行
- ただし応用数学(線形代数 ・ 微積分)は再学習が必要
AI ベンダー営業 ・ 企画職
- G 検定 だけで十分。E 資格は不要
- + [DS 検定リテラシー](/certs/ds-literacy) でビジネス力を補強
5. 取得のメリット ・ 注意点
- G 検定: 履歴書に書ける汎用資格 ・ 転職の最低ラインに ・ 名刺に CDL バッジ
- E 資格: AI エンジニアとしての 強い差別化 ・ 内部研修としての効果も
- ⚠ どちらも 2 年で更新推奨(技術が早く陳腐化するため)
本サイトでの対策
- [G 検定 教科書](/certs/g-test/textbook) ─ AI 概念の体系整理
- [G 検定 演習問題](/certs/g-test/quiz) ─ 模擬問題
- [E 資格 教科書](/certs/e-shikaku/textbook) ─ DL 実装の数学
- [E 資格 演習問題](/certs/e-shikaku/quiz) ─ 数式 ・ コード問題
- [受験情報まとめ](/exam-info) ─ 日程 ・ 申込先 ・ 認定講座一覧
まとめ
AI エンジニア志望なら G 検定 → E 資格 の順がもっとも安全。E 資格は認定講座コストが大きいので、会社負担が使えるか先に確認 するのが現実解です。
学習計画を逆算したい方は [学習プラン計算](/plan) で目標日までの必要時間を試算してみてください。
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